京大、初戦は完封負け|プロ注目右腕・水口は最速149km/hで同志社打線を圧倒

9月3日、わかさスタジアム京都(京都市右京区)で関西学生野球連盟・令和4年度秋季リーグ戦が開幕した。春季リーグ戦で史上最多タイの5勝をあげ、悲願の初優勝を目指す京大はこの日、前季二位の同志社大学と対戦した。

<関西学生野球連盟・令和4年度秋季リーグ戦:同志社大学2-0京都大学>◇3日◇1回戦◇
京都大学は同志社投手陣を相手に得点を奪えず、完封負けを喫した。京都大学としては、明日4日に同球場で行われる2回戦で1勝1敗に持ち込み、3回戦での勝点奪取に望みを繋げたい。

チームは完封負けながら、活躍を見せた選手もいる。

◇ 試合終盤の緊迫した場面で代打起用、リーグ戦初打席で値千金の初安打を放った山本陶二(捕手・藤島①)選手に、今の心境についてインタビューした。

ー リーグ戦初打席で初ヒット。打った感想を教えてください。

最初の一本が出てホッとした感じです。代打の指名が来た時は緊張しましたが、打席に入ると緊張も解けました。

ー 初球から低めの変化球を見逃し、追い込まれてからも最後変化球に上手く合わせた。初打席でしたが、リーグ戦投手と対戦してみて感触はどうでしたか。 

最初は真っ直ぐを張っていて、低めの変化球はタイミングが合わなかったので見逃しました。追い込まれてからは体を少しライトに向ける意識で打席にいました。その結果三球目に空振りしたスライダーにもついていけたと思います。リーグ戦レベルの投手は初めてでした。どんなものかワクワクしていましたが、スライダーのキレにおどろきました。今までの投手よりもかなりバッターに近いところで変化していました。

ー 次戦以降に向けた意気込みを教えてください。

これからも好投手と対戦することがありますが、入念に準備し、いつも通りを心がけます。その結果がヒットになればいいと思います。

◇ 本日最速149km/h好投の水口創太(投手・膳所④)

プロ注目右腕の水口創太(膳所④)は、2回3奪三振無失点と好投を見せた。本紙では、水口投手をよく知る二人に、今日の投球について振り返ってもらった。

* 近田監督に投手起用を任されている三原大知(学生コーチ・灘④)に、プロ注目右腕・水口投手の今日の投球を振り返ってもらった。

ー 今日の水口投手の投球をどう見ましたか。

しっかり自分のボールを投げられていたと思います、三振を取りきって欲しい場面で腕を振った球(特に変化球)で三振を取りきったのは、これまでリーグ戦ではあまりなかったのでその点が良かったと思います。(水口の投球スタイルは)直球で刺して、変化で空振り or 内野ゴロを続けてくれるのが理想ですが、今日はかなりその投球ができていました。将来的なことを考えるとランナーなしの場面で抜きすぎたりという面は課題ですが、今日の投球には95点くらいあげても良いかなと思います。

* 2度の盗塁阻止に加え、冴える観察眼で投手4人を引っ張った愛澤祐亮(捕手・宇都宮④)。女房役として水口投手の投球をどう見たのだろうか。

ー 今日の水口投手の投球は何点?

85点ですね。ゾーンでどんどん押していけたことが良かったです。スライダーのキレ、コントロールも良く、三振が取れるという持ち味を活かせたと思います。

ー ラストシーズンとなる今季、水口投手にどのようなピッチングを期待しますか。

他大学を圧倒する投球を期待します.

京大ベースボール

京都大学初の大学スポーツ紙。 体育会硬式野球部に関する報道活動を行う。 野球部の広報という立ち位置ではなく、野球部とは完全に別団体として活動している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です