24日に閉幕した令和4年度関西学生野球連盟春季リーグ戦において、京都大学の伊藤伶真内野手(4・北野)、山縣薫外野手(4・天王寺)、小田雅貴内野手(3・茨木)がベストナインを受賞した。それぞれ三塁手、外野手、二塁手部門での受賞となった。
同リーグ戦では、京大は共に歴代最多タイとなる5勝、勝ち点2を挙げ5位。4位となった19年秋以降となる最下位脱出となった。
京大からベストナイン3人選出はリーグ40年の歴史で初めて。
今季選出者の中でも、大学別では近大の3人と並び最多タイ。
以下、受賞者の談話。

<三塁手> 伊藤伶真(4・北野)
【打率.318(5位) 出塁率.412(3位) 長打率.341(15位) 安打14(5位タイ) 四死球7(1位タイ)】

ベストナインを獲ることができたのは嬉しいですし、ありがたいのですが、前半戦にほんまに打たなすぎました。自分がもっと打っていれば、もっと上位も狙えたし、優勝もありえる状況も作れたと思います。秋はベストナインを取れなくても、シーズンを通してずっと安定して打ち続けて、個人成績というよりもチームの優勝というところだけを考えて打ちたいなと思っています。
(秋に関して)序盤から打ち続けたら警戒はされると思いますが、自分が警戒されることで他の打者が打ちやすくなったらいいですし、その中でも自分が打点を挙げたり、出塁してチャンスメークをしたりとか、自分ができる最大限のことをやっていきたいと思います。優勝するためには結局ベストナインレベルの活躍はしないといけないので、その結果としてベストナインを獲れたらと思います。
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<外野手> 山縣薫(4・天王寺)
【打率.341(2位) 出塁率.438(1位タイ) 長打率.439(2位) 安打14(5位タイ) 四死球7(1位タイ) 盗塁4(2位タイ)】

自分の中ではベストナインというのを集大成として掲げていました。リーグ戦中はあまり意識せず、自分のできることをしてチームに貢献しようという思いの結果、ベストナインという素晴らしい賞を受賞することができて、素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。
(自身の打率、長打率について)3番、4番に座ることが多かったので、長打率に関してはもう少し上げたいなというのを個人的には思います。打率に関しましても、最後の2試合で安打が出ず最終的に首位打者を逃したというのがあるので、秋のリーグ戦では毎試合1、2本打って3、4番としての仕事を果たしていきたいなというのを思っております。
(秋に関して)チームとしてはリーグ優勝、個人としては首位打者を目指したいと思います。
(参考:打率、長打率リーグ1位は同大・杉浦選手で打率.400・長打率.539。近大最終シーズンの佐藤選手(現阪神)は、打率2割5分7厘ながら、長打率は6割5分7厘を記録)
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<二塁手> 小田雅貴(3・茨木)
【打率.286(9位) 出塁率.314(17位) 長打率.327(16位) 安打14(5位タイ) 補殺46(1位)】

ちょうど前半戦が終わったところで、杉浦選手(同大)・自分・有馬選手(関大)が打率3割9分1厘で並んでいて、いい感じではありましたが、後半戦警戒された中で、自分の状態もあまりよくなく、打率が下がってしまった悔しさがベストナインの嬉しさよりも大きいという感じです。
(秋に関して)リーグ戦が始まる前に打率3割が目標っていうのを個人的には言っていたのですが、それも結局最後の試合の無安打により達成できなかったです。ベストナインを獲れたのは運であると思うので、もちろん満足はしていないですけど、それにも満足することなく、もっと圧倒的な結果を出していきたいです。チームも結局5位だったので、自分も活躍してリーグ優勝というのを目指して頑張っていきます。
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