劇的サヨナラ打で見せた勝負強さ、青木悠真「一球へのこだわり」

関西学生野球春季リーグ戦 第4節3回戦 京大3―2立命館大学(10日・南港中央野球場)

京大がサヨナラ勝ちを収め、対立命大20年ぶりの勝ち点、そして京大歴代記録に並ぶ勝ち点2を獲得した。同試合で全打点を挙げ、9回裏にはサヨナラ安打も放ったのが5番・一塁で先発出場した青木悠真(3・四日市)。4回裏の2点適時二塁打、9回裏のサヨナラ二塁打についての一問一答。(聞き手=脇悠大、執筆=岩本涼太)

打席での考え方|1本目の適時打(4回第2打席、2点適時二塁打)

真っ直ぐを張っていたんですけど、2球目が変化球だったので見逃して、3球目も同じような変化球が来ました。真っ直ぐを待ちながら、その甘めの変化球に反応できて一発で仕留められたのが良かったと思います。

青木選手は第二打席、2点適時二塁打を放つ

普段からそういう意識で練習してる?

普段から真っ直ぐ張りながら甘めの変化球は打たないといけないというのは先輩からも言われているので、自分もなかなかできていないですけど、今日は良い場面でそれを実行できて良かったと思います。

打席|最終回(第4打席、サヨナラ二塁打)

練習の時から一球で仕留めるというのは大事にしてきました。変化球、変化球と続けられて最後真っ直ぐが来たんですけど、割り切って真っ直ぐを思い切って一発で仕留められたので、それも1本目と同じように一球で仕留められたのがよかったのかなと思います。

二死から急に打順が回ってきた

三番四番が連打とか四球で連続で出塁というのは今までの試合でも結構あったので、そこは特別準備が出来ていなかったとかはなく、しっかり準備して臨めていました。

相手も一点もやれない状況で外野も前に来ていたが

そこは何も考えずにとにかくピッチャー(との勝負)に集中していました。逆方向とかも考えずに、とにかく思い切りいきました。

次戦への意気込み

2点目の勝ち点を取って、まだ勝ち点を4取るチャンスがあります。しっかり休むところは休んで、バッティングも自分の中でまだまだ完全にきているわけではないので、もう一度詰められるところは詰めて、また特に一球で仕留めるというところはこだわって今週しっかり調整していきたいです。

脇 悠大

「京大ベースボール」代表・京大硬式野球部OB(2022卒)。2020秋~2021秋まで京大野球部の主将を務めた。京大野球部を「恒常的に優勝できるチームにする」という主将時に掲げた目標を達成するため、引退後でも何か出来ることはないかと考え、京大ベースボール(学生スポーツ紙)を設立。京都大学初の大学スポーツ紙として、野球部についての記事を書き始める。現役時代は右投左打の内野手。滋賀県・膳所高校出身。2022年度から京都大学大学院農学研究科。

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