立命戦7年ぶり勝利を引き寄せた圧倒的機動力、主将・出口諒「絶対決まると思った」

5月6日、関西学生野球春季リーグ戦、0勝1敗で迎えた立命館大学との2回戦。2点リードで迎えた九回、先頭の伊藤伶真(4・北野)がこの日3本目となる中前安打で出塁すると、主将の出口諒(4・栄光学園)が代走に送られる。初球から盗塁を仕掛けるも、打者がヒッティング、レフトフライに倒れる。それでも次の打者の3球目に、相手バッテリーから厳重警戒されながらも盗塁を決め、一死二塁の好機を演出する。その後、出口の塁上からのプレッシャーが相手投手のボークを誘って二死三塁。代打の梶川恭隆(4・旭丘)がカウント3-2からしぶとくライト前に運び、試合終盤に貴重な追加点を得た。

代走で出た場面について、元々あの場面でいくと近田監督には言われていた?

近田さんに「二塁に行ったら(代走いくよ)」と言われていましたが、僕から「盗塁するので出してください」と言いました。

盗塁できる自信があった?

絶対決まると思っていました。

その根拠みたいなところは何かあった?

相手バッテリーの情報も頭にありましたし、南港(中央野球場)が人工芝で走りやすいというのもあったので、絶対決まる、失敗することはないと思っていました。

連盟でも屈指の俊足

しっかり初球からスタートを切った

盗塁すると言って出してもらってるので、初球から走れないといけないと思ってました。

二塁に行ってからもプレッシャーをかけてボークを誘った

投手に気にしてもらおうというよりかは、三盗を狙っていました。

貴重な3点目のホームを踏む出口

その後の梶川のタイムリーにも繋がった、あの一点は大きな一点だった

今まで終盤まで勝っていてもひっくり返されることが多かったので、ダメ押し点がとても重要だということは初節の関大戦でも改めてよく分かっていたので、あの場面で点を取れて、めちゃくちゃ嬉しかったです。

次の試合に向けて意気込み

立命も目の色を変えてやってくると思うので、今日は勝ちましたけど、チャレンジャーの気持ちを忘れずに、積極的に、守りに入らず、チームとして攻め続けるというのをやっていきたいと思います。

脇 悠大

「京大ベースボール」代表・京大硬式野球部OB(2022卒)。2020秋~2021秋まで京大野球部の主将を務めた。京大野球部を「恒常的に優勝できるチームにする」という主将時に掲げた目標を達成するため、引退後でも何か出来ることはないかと考え、京大ベースボール(学生スポーツ紙)を設立。京都大学初の大学スポーツ紙として、野球部についての記事を書き始める。現役時代は右投左打の内野手。滋賀県・膳所高校出身。2022年度から京都大学大学院農学研究科。

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