期待に応えた値千金の適時三塁打、走攻守揃った2回生外野手・西村洪惇

5月6日、関西学生野球春季リーグ戦、0勝1敗で迎えた立命館大学との2回戦。0-0で迎えた六回2死1.2塁の場面で、前日のチャレンジリーグから連日の先発出場となった七番・西村洪惇(2・金沢泉丘)が右中間に値千金の適時三塁打を放ち2点を先制、これが決勝点となった。二回生にしてリーグ戦で頭角を表した外野手・西村に、リーグ戦での手応えを聞いた。

西村洪惇(にしむら・こうじゅん)

工学部・物理工学科2回生。右投左打、外野手。163cm、64kg、金沢泉丘高校出身。2001年8月21日生まれ、A型。小柄ながらパンチ力があり、鋭い打球を広角に飛ばす。守備、走塁でも高いレベルのパフォーマンスを見せ、この春にリーグ戦初出場を果たした5ツール・プレイヤー。

ーー前日のチャレンジリーグから引き続きのスタメン出場だったが、自分として打撃の状態はどうでしたか?

チャレンジリーグでヒットを打ったのはエンドランのときだったので、(リーグ戦でもヒットを打てるかは)ちょっと不安ではあった。チャレンジリーグ後の練習でちょっと(いい感覚を)掴んで、それをずっと意識して試合でも打てたのでよかったです。

ーーそれはどんな意識なのか教えてもらえますか?

前までは右中間(に打つくらい)の意識だったんですけど、それを左中間に変えて、高さやコースも外寄り低めをイメージして逆方向に打つという意識でやっていました。リーグ戦で相手投手の球速帯は上がりますが、意識は変えずそのままいきました。

ーー右中間に適時二塁打を打った打席も同じ意識でしたか?

意識は同じで真っ直ぐに合わせていましたが、2球続けてチェンジアップがインコース高めに来たので、反応でうまく振り抜くことができました。

ーー守備機会もありましたが、守備についての感覚はどうですか?

守備については、普通に来たボールを捕るだけだったので(笑)。片岡さん(片岡太志・4 神戸)のポジショニング指示の声かけがとてもありがたくて、そのおかげで捕れた打球も結構あったので、連携は大事だなと改めて感じました。

ーー最後に次の試合に向けての意気込みを教えてください。

しっかりやるべきことをやって、その結果勝利に繋げられればなと思います。

脇 悠大

「京大ベースボール」代表・京大硬式野球部OB(2022卒)。2020秋~2021秋まで京大野球部の主将を務めた。京大野球部を「恒常的に優勝できるチームにする」という主将時に掲げた目標を達成するため、引退後でも何か出来ることはないかと考え、京大ベースボール(学生スポーツ紙)を設立。京都大学初の大学スポーツ紙として、野球部についての記事を書き始める。現役時代は右投左打の内野手。滋賀県・膳所高校出身。2022年度から京都大学大学院農学研究科。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です