「データアナライザー・三原主務の選択」 継投の裏側 ●17日同大2回戦(0-9)

京都大学でデータアナライザーを務める主務の三原大知(4・灘)。試合では投手起用を担当し、近田監督も「一番投手を見てくれているのは三原くん」と信頼を寄せる。このコーナーでは、三原主務が何を考え、何に悩んで一つの選択を下したのか、その葛藤に迫る。

試合 4月17日㈰ 対同大2回戦

結果 ●京大0-9同大

京都大0000000000
同志社大24011001×9
西宇投手の先発起用
この日、リーグ戦初先発の西宇陽

西宇投手はリーグ戦登板2回目、先発登板はこの日が初めてだった。

──西宇投手の先発起用について

不安は無いことは無いですけど、牧野(斗威、4・北野)を後ろに回したいっていう決断をした上で言うと、愛澤(祐亮、捕手兼アンダースロー投手、4・宇都宮)が今こういう状態なので、今いるピッチャーの中では、基本的に今一番信用できるのは西宇かなと。相性的にも正直同志社相手では良くないやろうなっていうのは思ってはいたんですけど、結果的には(継投に関して)色々なところが裏目に出たなというのが、自分の中では後悔があるので。でも西宇を選択したことに関しては全然後悔はありません。

(※西宇投手は結果的に1回2/3を投げた。1回に2点を失い、2回二死一、二塁の場面で降板。)

──西宇のピッチングについて

自分のピッチングはしっかりやってくれていたので。相性の問題もあって、西宇自身の調子の問題もあるんですけど、なんでやねんっていうよりは、しっかり堂々と投げてくれて、そこは自分はよかったなと思います。

⑵二回裏の継投

場面 2回裏、同志社大学の攻撃。京大の先発右腕・西宇陽投手(2・大教大池田)が二死一、二塁のピンチを作る。迎えるのは左打者の3番・杉浦有祐選手(4・大谷)。同大は9番投手まで左打者が続いていた。

選択 右腕・村尾昴紀(4・三国丘)にスイッチ

結果 この回に4点を失う。

窮地を託された4回生投手の村尾昴紀

──継投について

チーム全体にとって疑問に残る継投であったのは確かやと思います。その点はちょっと申し訳ないなと。自分なりの考えはあったんですけど、チームに申し訳ないなと思います。

──西宇降板のポイント

三番以降の左打者陣にタイミング的にも合っていました。同大の左打者の中では西宇から打てるというのがあったと思われるので、西宇自身も左打者相手にしんどいと思っているのではないかということで、杉浦選手の時点で代えようというのは早めに決めていました。

──この時に考えていたこと

野手を信用していないというのではないんですけど、同大が相手で、3点取られたら無理やろうなっていうのがありました。先発投手を西宇でいって、2点取られるというのを想定していなかったわけではないのですが、初回0(点)か1(点)でいってくれるかなっていうのがありました。ある程度(抑えてくれるという)想定があったところで、ランナーが満塁になり適時打で2点を取られてしまったので、その時点で先に次の1点を与えたら終わりやなというのが自分の中にありました。

──「チームに申し訳ない」の意味

村尾自身の序列が高いわけではないことはある程度選手も分かっていると思いますし、また記事も上げてもらったんですけど、(青木)健輔(3・東海)が左のワンポイントというところもあるので、選手にとってはなんでやっていうのもあったかなって思います。自分の中での最適解は村尾へのスイッチだったんですけど、そこは申し訳ないなと思います。

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岩本 涼太

「京大ベースボール」記者。京都大学経済学部3回生(2020年入学)。体育会バーベル部、鴨虎会所属。大阪府立北野高校出身(131期生)。高校時代はラグビー部に所属。脇編集長の熱意にひかれて当紙に入局。

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