京都大学硬式野球部は17日、 ほっともっとフィールド神戸で行われた関西学生野球連盟春季リーグ戦の第3節2回戦で同志社大学と対戦し、0-9で敗戦した。
以下は近田監督との一問一答
──今日の試合を振り返って
いい意味で京大のボロを全部出し切れたんじゃないかなと思います。
──先発の西宇は(1回2/3を4失点)
彼は打たせて取るというところが持ち味の投手なんですけど、ポンポンとつかまってランナーが得点圏、三塁へと行って、最後ボールが浮いたと思います。リーグ戦で投げたい、ちゃんと先発をやっていきたいとなると、ああいう場面での投げミス(を無くしていかないといけない)というか。野手には申し訳ないんですけど、満塁の場面でも四球でもいいのか、打たれるのかという判断が(できていかないと)。やっぱりコントロールのある投手なので、そういう意味では彼自身いい経験になったと思います。

──西宇にするといつ決めたのか
先週の土曜日です。
──西宇はリーグ戦初先発の2回生。不安は無かったか
全然無かったです。むしろ西宇にいつ伝えようかなということを心配していました。雰囲気でバレていましたけど(笑)。
──村尾へスイッチのタイミングは(0-2で迎えた2回二死一、二塁。左打者が続く場面で右投手の村尾昴紀にスイッチ。結果的にこの回4失点)
三原くん(主務、投手運用を担当、4・灘)の中で「ギャンブル」だという話はしたんですけど、三原くんがダメとか(いうのではなくて)、ギャンブルでしっかり乗り切ったというのは評価したいです。だけど、ああいう勝ち点(とかがかかっていて)勝ちにいかなあかんところで、ギャンブルで起用するっていうところのリスクの大きさというのは(分かってほしい)。今後彼が(今日の経験を)いかしてくれれば、それでまた村尾でもいいですし。最終的には僕の決断になるので、そういう意味では思い切ったことをやってくれたんじゃないかなと思いますし。村尾は元々ああいう「火消し」のしんどい場面で投げてもらう投手なので、彼もその仕事をもう1回与えた時に結果を残してくれたらいいんじゃないかなと思います。

──打線は2安打無得点
やっぱり相手の投手がよかったのもありますね。(リーグの中で)同志社さんが一番いい投手が揃っているんじゃないかという話は選手にもさせてもらってて。だからこそ同志社さんに勝てば優勝に一気に近づくという話はしていたので。それでもやっぱりレベルの高い投手が打てなかったというのは現実として(ありました)。ただそればかりだと今後もいい投手は出てくるので、そこはまあ、切り替えてというか。引き続き自分らの攻め方は変えずに、真っ直ぐについていくというところはしっかり意識したいと思います。

──水口は本調子では無かった
実習の中での調整は難しいのではないかと。僕自身もやったことがないことをしているので、その辺はやっぱり難しいのではないかと。ただ彼はプロに行きたいという考えがあるので、そこを言い訳にしても見られるのは結果しかないので。しっかり彼の次の調整というか、心持ち、準備に期待したいと思います。

──次節以降の意気込みを
次甲子園で、立命さんは僕が(京大で)野球に関わってから勝っていないので、印象を変えるではないですけど、甲子園といういい球場でできるので、球場の雰囲気を楽しみながら、戦ってほしいなと思っているので、今日は切り替えてほしいなと思います。