近田監督も絶賛 京大の伏兵は変則左腕

By岩本 涼太

4月 10, 2022

先月の練習試合で、記者の目を引いた投手がいた。

2番手で登板すると、三者を完璧に抑えるピッチングで、直後のビッグイニングを呼び込んだ。

京大の変則左腕・青木健輔(東海・③)。サイドハンドから繰り出される球で左打者を苦しめる。近田監督も今シーズンの躍動に「嬉しい誤算」と太鼓判を押す。今回本紙は青木健投手に取材し、サイドハンド転向の経緯、そして今期への意気込みを聞いた。(当該練習試合は3月10日京産大戦、取材は同25日。取材模様はテレビ大阪『やさしいニュース』で放送された)

──投手としての持ち味は

球種はまっすぐとスライダーで、ゴロを打たせて取るピッチングスタイルです。

──いつからサイドハンドを

去年の11月頃からです。

──なぜ転向したのか

それまではオーバースローだったのですが、良い感覚というのが分からなくなってきたことと、変則にすればリーグ戦に出場できるチャンスが広がるかなと思ったことで、転向しました。

──転向の際に苦労したことは

野球を始めてからずっと上から投げていたので、横から投げるという感覚を身に付けるのに苦労しました。

──監督やコーチからのアドバイスは

変則に転向するにあたっては無く、自分で転向を決めました。(監督やコーチは)やってみたらいいのではないかということを仰っていましたし、近田監督が元々サイドハンドだったので、色々助言はもらいました。

──サイド転向にあたり、練習できつかったことや

ネットスローやシャドーピッチングをスマホで撮りながら試行錯誤していくのが辛かったですが、けっこう楽しかったです。

──今春躍動のきっかけは

自分の中でしっくりくるフォームを探してきて、今いい感じのフォームが見つかっていることです。

──監督は「嬉しい誤算」と言っている

監督の構想に入れるように、これからも結果を出し続けていきたいと思います。

──しびれる場面でのワンポイント起用が予想される

抑えて帰ってきます。

──今シーズン対戦したい打者は

日本代表候補にもなっている、関西大の上神選手です。一番いい打者だと思うので、対戦してみたいです。

──春のリーグ戦への意気込みを

出られるか出られないかの当落線上にいると思うので、残りのオープン戦でしっかり結果を出して、リーグ戦でベンチ入りできるように頑張りたいと思います。

昨秋の転向以後、急成長を見せた青木健投手。変則への転向経験のある近田監督のもと、花を開かせようとしている。先日の対関大2回戦では中継ぎ登板を果たすものの、上神選手に適時打を許してしまった。今後、青木健投手がさらに躍動することは京大の勝利の確率を大きく高めることを意味している。左の強打者を相手にした好投を期待したい。

岩本 涼太

「京大ベースボール」記者。京都大学経済学部3回生(2020年入学)。体育会バーベル部、鴨虎会所属。大阪府立北野高校出身(131期生)。高校時代はラグビー部に所属。脇編集長の熱意にひかれて当紙に入局。

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