好投光る-3人の投手達

By酒井 梨愛

4月 9, 2022

関西学生野球連盟春季リーグ戦 第1節2回戦 京大2-4関大(4月3日@わかさスタジアム京都)

開幕初戦を前年秋の王者関西大学に白星をあげた野球部は2回戦、最後まで粘りをみせるも関西大学に惜敗した。この試合では投手陣の好投が光った。

先発した牧野

先発は左腕の牧野(北野 ④)。3回を投げて4安打3失点と悔しい結果となった。試合開始時から冷たい雨が降りしきりコンディションも悪かったが、この時のピッチングについて牧野は「雨が降る中で思うようなピッチングが出来なかった。球が浮いて打たれてしまった」と話す。しかしこの状況を経験したからこそ得られたものもある。「コンディションが悪い中でいかに自分のピッチングをしていくかが重要ということが改めて分かった」と語った。

ピンチをしのいだ青木健

5回裏ノーアウトランナー3塁のピンチを背負ったところで青木健はマウンドに立った。迎えた最初の打者にタイムリーを打たれ1点を失ったものの、その後はフライで打者2人を打ち取り最少失点でピンチを切り抜いた。

このピッチングについて青木健は「ゼロで抑えてベンチに戻りたかったが、追い込んでからボールが浮いてしまい点を取られてしまった。今回は悔しい思いをきたが、これからもピンチの場面で登板する機会は沢山出てくると思うので、次こそ必ず抑えたい」と強く答えた。

リーグ戦初登板西宇

リーグ戦初登板となった西宇は関西大学打線を2イニング無失点に抑えた。この日好調だった有馬を打ち取るなど、次への自信に繋がる登板となった。

このピッチングに西宇は「2対4と競った試合で2イニングも投げさせてもらえて嬉しかった。ヒットは許したが、ゼロで抑えてベンチに帰れたことが何より嬉しかった。大学に入ってから一番嬉しかった。この試合でリーグ戦の雰囲気も掴めてきたので、今回の経験を次に活かしていきたい」と話した。

プロ注目の水口(膳所 ④)をはじめ今年の京大は投手が非常に魅力的だ。今回インタビューを行った投手3名も、必ず京大の勝利に貢献してくれるはずだ。まだシーズンは始まったばかり、投手陣の今後の成長にも目が離せない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です