京大硬式野球部は10日、京都産業大(京産大G)と練習試合を行い、5対10で敗戦した。4回に愛澤捕手(宇都宮・新④)の本塁打が飛び出すなど7回表までは5-2とリード。しかし、7回と8回に4点ずつを取られ、逆転負け。以下は近田監督との一問一答
──今日の試合を振り返って
リーグ戦でもこのような展開は「京大あるある」なんですよ。そういうところでも、早めに「あるある」を出してこれではいけないというのを、野手もそうですし、もちろん投手もそうなんですけど、そこの確認ができたというところでは、すごく意味はあったのかなと思います。
──先発の水江(洛星・新③)は好投(4回1失点、自責0)
水江は別に変な心配はなく、リーグ戦まで順調に自分の課題と向き合って、色々取り組んでくれたらいいかなと思います。

──二番手の青木健(東海・新②)が完璧なリリーフ(5回裏を三者凡退に抑える)
本当に嬉しい誤算です。今日は左打者ばかりに投げたのですが、そこを目指して去年の秋からフォーム変更をしているので、そういう意味では初めてA(チーム)に連れてきて、こういう投球をしてくれたのはすごくよかったなと思います。

──打撃陣は
しばらく状態が上がってなかったのですが、オープン戦の時期に入ってバットを振れるようになってきたので、攻撃はいい形になってきたのではないのかなと思います。

──愛澤選手の本塁打は(4回表、ソロ)
ここまで1本も出ていなかったので、(本塁打が出て)安心しました。

──課題は7回、8回の大量失点
そうですね。ただ、ミーティングでも言いましたが、5対1で勝っている場面での6回裏の1失点。この1点を簡単にあげてはいけない。そこの1点を本気で抑えにいかないと、相手と3点差になることで、(点差を)覆せるというところに(相手が)気持ちを持って行ってしまうので、そのところだけは気を付けないといけないという話をしました。

──今後の練習試合、リーグ戦に向けて
個人の調子を上げていくという意味でも、チームとしての戦い方を確立していくという意味でも、まだまだ課題は出ると思うのですけど、リーグ戦までに一つ一つ課題をつぶしていきたいと思います。それを考えると、今日の試合は意味のある試合だったと思います。
聞き手・文・写真撮影=岩本涼太