京大野球部の扇の要、愛澤祐亮

By稲山 朗

3月 11, 2022

【3/10 春季オープン戦 京都大学 5-10 京都産業大学】

京都大学野球部の扇の要、愛澤祐亮(文4・宇都宮)が、攻守に躍動した。

4回表無死、カウント2-2からアウトハイの直球を弾き返すと、打球はぐんぐんと伸びていき、バックスクリーンに飛び込んだ。「打った時はセンターフライかと思ったんですけど、意外と伸びました。グラウンドが狭かったんで入ってくれたと思います。」と謙遜するが、強い打球が打てていることは確かだ。実戦でのホームランは大学では2年春のオープン戦以来の2本目で、最高学年となる今年はホームランの量産が期待される。

この日は2番を打ったが、近田監督は中軸での起用を想定している。愛澤は「打順にこだわりはないが、何番を打ってもその打順に縛られることなく強い打球を打ちたい。」と語っており、リーグ戦で何番を打つかにも注目だ。

守備では初回、安打で出塁した相手先頭打者の盗塁を刺した。一番のアピールポイントは投手としての経験を活かしたスローイングで、「肩の強さは他に優れた選手がいるが、スローイングのコントロールは誰にも負けないと思っている。」と自信を覗かせていた。

今年も背番号10の活躍から、目が離せない。

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