怪我からの完全復活を目指す徳田聡(新4・北野)は、18日の練習にてフリー打撃に登板した。直球、変化球を織り混ぜ、Aチームの打者6人と対戦した。今年に入ってからブルペンでは2度投球を行なったが、打者との対戦は今年初となった。
登板前に徳田は「力を入れずにコントロール重視でいきたい。打者との対戦は今年初なので、冬に練習してきた変化球の反応を見たい」と意図を話していた。その言葉の通り、脱力したフォームから伸びのある真っ直ぐを投げ込み、安定した投球をみせていた。
登板後、徳田は「コントロールもまとまっていて、新しい球種も試せた。変化球の細かいコントロールを修正し、実戦に向けて仕上げていきたい」とコメントした。

徳田のすぐ後ろでiPad片手に見守っていたアナリスト・三原(新4・灘)は「ノビのあるストレートで、怪我前の本来の投球が戻ってきていた。課題の変化球もまとまっていて、簡単にカウントをとれていた」と徳田の投球を評価していた。
2回生の初登板以来、怪我に泣かされてきた右腕の完全復活に期待だ。
(執筆:池田唯央)