京大の本格派左腕・牧野が今年初ブルペン「安定感を求めて」

By脇 悠大

2月 16, 2022

16日、牧野斗威(新4・北野)は今年初めてブルペンに入り、捕手を座らせて直球25球を投じた。一球ずつ感覚を確かめながら丁寧に投げているような印象を受けたが、本人も「去年よりもコンパクトに。安定感を求めて試行錯誤している段階」とその意図を話した。

牧野のブルペン投球に付きっきりだったデータアナリスト・三原大地(新4・灘)も、「昨年の同じ時期と比べると今年の方が断然良い状態です。ラプソードの数値を見ても、彼の場合はリリースポイントや回転軸のばらつきが大きいと投げる感覚に違和感が出てくるのですが、今日はその辺りの数値も安定していました」と牧野の仕上がりに好感触だった。

左 : 三原、右 : 牧野

牧野は、高校時には大阪選抜も経験するほどの実力派で、入部時から期待され続けてきた大物左腕。昨年までリーグ戦には登板しているものの、満足のいく結果は残せていない。最終学年となった今年、集大成としてどんな投球を見せるのか、活躍に期待したい。

(執筆 : 脇 悠大)

脇 悠大

「京大ベースボール」代表・京大硬式野球部OB(2022卒)。2020秋~2021秋まで京大野球部の主将を務めた。京大野球部を「恒常的に優勝できるチームにする」という主将時に掲げた目標を達成するため、引退後でも何か出来ることはないかと考え、京大ベースボール(学生スポーツ紙)を設立。京都大学初の大学スポーツ紙として、野球部についての記事を書き始める。現役時代は右投左打の内野手。滋賀県・膳所高校出身。2022年度から京都大学大学院農学研究科。

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