【特集】吉Gのキセキ名作特集① 2018年#1 村山智哉

By岩本 涼太

1月 14, 2022

<以下・紙面内容>

本企画では、硬式野球部員が執筆するアメーバブログ『吉Gのキセキ』計273作品のうちから読者の皆様に投票していただいたブログの執筆者に本紙記者がインタビュー、当時の心境や今だからこそ話せること、そして現役部員へのメッセージを語ってもらう。

 今回取り上げるのは村山智哉氏(2019年卒)。2018年シーズンに主将を務めた村山氏が当時、そして現在の野球部への思いを語る。

【村山氏のブログは以下リンクより↓】

https://ameblo.jp/kyoto-bbc/entry-12411315445.html?frm=theme

──主将を務めての感想は

 1年間、本当に個人的にはいい経験をさせてもらったというのが感想としては強いです。主将としての一年を終えて振り返った時に、なかなか思うような結果が出せなかったなというのがあります。それは自分自身の努力であったりとか、プレーに対しての向き合い方であったりとか、そういうところが結果を出すには至らなかった未熟な部分があったのかなとは終わった時には思いました。そこは力不足というか、悔しかった部分かなと思います。

──なぜ主将に就任したのか

 中学、高校でも主将を務めていました。入部当時は自分から特に主将を務めようというのはなかったのですが、チームの状況や、チームから自分に求められていることを考えた時に、2回生の時から主将を意識し始めました。最終的には自分がやりたいということで主将を務めさせていただきました。

──主将に就任してプレーに変化はあったのか

 自分自身も選手として試合に出る立場だったので、もちろん誰よりも活躍してチームをプレーで引っ張るというところは大事にしていました。

──主将になったことでチームメートとの接し方に変化はあったのか

 主将も4回生二十数人のうちの一人の部員でしかなく、主将だから他の部員に特別声をかけられるということは必要ないと思っていました。ただ立場をもらった以上は、自分の考えを発信するチャンスを与えられているというのは確かにありました。チームメートに対しては、色々な人に気を配って声をかけること、発信することはキャプテンとしてやれることなので、そこは最大限いかしたいと思っていました。

打席に立つ現役時代の村山氏

──村山さんは、自分が試合に出られない中でもチームが勝つことで誰よりも喜べることを「主将の特権」と記している

 3回生までの自分を振り返ると、試合に勝てたこ

とよりは自分が出場できなかった悔しさの方が強かったのですが、主将を務めたことで、自分のこととチームのことの境目がなくなりました。それだけチームにフォーカスできたのは、主将ならではのことなのかなと思います。

──今の京大硬式野球部に期待することは

 僕がいた時とはチームの実力も環境も全く違うので、自分が何か言える立場ではないですけど、僕がいた時よりも上を目指せるチームだと強く感じます。大学を卒業し、社会人となっている今だからこそ思うのですが、純粋に強いチームに勝つということだけを考えてプレーできる4年間というのは本当に貴重です。そのことを意識しながら、頑張ったからいいとかではなくて、本気で結果を出しに行くというところにこだわる4年間にしてほしいですし、そうすれば自ずと結果はついてくると思います。

──京大ベースボールの活動に期待することは

自分が学生の時も広報というのは力を入れていました。広報を通して野球部のことを知ってもらうことで注目され、それによってモチベーションが上がり、プレーに対する思いや背負うものも変わってくると思います。強豪私学と比較すると京大はスポーツ紙のようなメディアを持っていないので、京大ベースボールのようなメディアが京大の知名度を上げてくれることは、選手にとってもチームにとっても大きなことだと思います。京都大学ならではの、既存の媒体にはないような新しいことにチャレンジしてもらえば、注目してもらえると思います。

    ◇ ◇ ◇

〈取材を終えて〉 

 インタビューを通して、村山氏が強い責任感、そしてやりがいをもって主将というポジションを務めていたことを改めて実感した。『キセキ』に書かれたことを掘り下げることで、主将という職務の核心や現役へのメッセージを聞くことができ、興味深い取材だった。

【聞き手・執筆=岩本涼太】

岩本 涼太

「京大ベースボール」記者。京都大学経済学部3回生(2020年入学)。体育会バーベル部、鴨虎会所属。大阪府立北野高校出身(131期生)。高校時代はラグビー部に所属。脇編集長の熱意にひかれて当紙に入局。

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