硬式野球部は23日、京都先端科学大学と今季最終戦となるオープン戦を行った。京大は4-9で敗戦、今季最終戦は投打ともに課題が残る試合となった。

0対1で迎えた四回、一死から三番若竹が痛烈な中前安打を放つと、続く四番大川のツーランで逆転に成功。その後も点を取られては取り返す試合展開が続いたが、四死球絡みで複数失点を浴び相手に流れを掴まれる。終盤、毎イニング好機を作るもあと一本が出ず、中盤で開いた点差を巻き返すことはできなかった。

主将出口(栄光学園・③)は試合後「リーグ戦に出ていた選手と他のメンバーとの力の差を顕著に感じる。今日も結果が出ている選手はいるが、チームとしてはあまり良いとは言えない」と表情を曇らせた。「レギュラー争いも例年より激化しており、選手の目標も”レギュラー奪取”で明確」とチームの活気は申し分ない。実力不足をこの冬でどこまで克服できるか、個々の成長無くしてチームの勝利はない。
執筆:脇 悠大