“新・京大流 ” テーマは「質と量」

By脇 悠大

11月 3, 2021

 


3日、新チーム初の休日練が行われた。練習は “質と量”の両方を確保する内容となっており、早くも革新を感じさせられる。

◇ 投手

バント練習を行う水口 (撮影・京大ベースボール)

この秋に一躍時の人となった水口(膳所・人健④)を擁する投手陣は、守備練習に加えバント練習やトレーニング測定など充実したメニューをこなした。近年自主性が特徴的だった京大投手練習だが、新チームは全体で行う練習が多い印象を受ける。この日は練習量的にもハードな内容だったが、バント練習を終えた水口は「プレッシャーのかかる場面を想定し一球で決める意識で取り組んだ」と一つ一つの練習に緩みは一切無かった。

◇ 野手

外野ノックを打つ近田助監督 (撮影・京大ベースボール)

野手はこの日、座学から始まった。例年には見られなかった光景だ。座学ではチームの確認事項や、経験, 技術の共有が行われ、各々が理解を深めていた。「求められる基準が分かったのが良かった、何がどのくらい足りないのか明確になった (岡本岳大・明和③) 」と選手にとって非常に有意義な時間となった。

京大が優勝へ近づいていくその足音が微かに聞こえ始めている。

京大ベースボール  執筆:脇 悠大

脇 悠大

「京大ベースボール」代表・京大硬式野球部OB(2022卒)。2020秋~2021秋まで京大野球部の主将を務めた。京大野球部を「恒常的に優勝できるチームにする」という主将時に掲げた目標を達成するため、引退後でも何か出来ることはないかと考え、京大ベースボール(学生スポーツ紙)を設立。京都大学初の大学スポーツ紙として、野球部についての記事を書き始める。現役時代は右投左打の内野手。滋賀県・膳所高校出身。2022年度から京都大学大学院農学研究科。

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