3日、新チーム初の休日練が行われた。練習は “質と量”の両方を確保する内容となっており、早くも革新を感じさせられる。
◇ 投手

この秋に一躍時の人となった水口(膳所・人健④)を擁する投手陣は、守備練習に加えバント練習やトレーニング測定など充実したメニューをこなした。近年自主性が特徴的だった京大投手練習だが、新チームは全体で行う練習が多い印象を受ける。この日は練習量的にもハードな内容だったが、バント練習を終えた水口は「プレッシャーのかかる場面を想定し一球で決める意識で取り組んだ」と一つ一つの練習に緩みは一切無かった。
◇ 野手

野手はこの日、座学から始まった。例年には見られなかった光景だ。座学ではチームの確認事項や、経験, 技術の共有が行われ、各々が理解を深めていた。「求められる基準が分かったのが良かった、何がどのくらい足りないのか明確になった (岡本岳大・明和③) 」と選手にとって非常に有意義な時間となった。
京大が優勝へ近づいていくその足音が微かに聞こえ始めている。
京大ベースボール 執筆:脇 悠大